タモのこだわり。
- 2015年06月25日
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どうも、4代目です。
タモ枠をタモ柄に取り付けているところです。
くるくる。
くるくるくる。
巻いているのはこの糸。
丈夫なクレモナ糸です。
ステンレスの番線を巻いているタモをよく見かけますが、
当店ではクレモナ糸を巻きます。
ステンレスの方が丈夫なのでは??と思われるかもしれませんが、
クレモナ糸の方をオススメします!!
まず、クレモナ糸は伸縮性が高い!
ですから、巻くときに思いっきり体重をかけて糸を伸ばして巻くことで、
かなりガッチリとタモ枠と柄を固定できます。
ステンレスの場合だと伸びませんので、きっちりと巻くことが難しいのです。
次に、クレモナ糸は水を吸うことによって更に締まってくる!
ですから時間が経つとその差は歴然です。
特に木製の柄の場合は木が痩せてきますので、ステンレスだと隙間ができてきて
カタカタしてきます。
また、多くは海で使用しますので、ステンレスの場合は海水によるサビや劣化もありますし、
途中で切れればケガの心配もあります。
・・というわけで当店のタモはクレモナ糸で巻いて作っています。
100年の歴史の中で培った経験と知識がこんなところにも隠れています。
何気ないことかもしれませんが、材料選びにもこだわって、
より良い商品をお届けしたいと思っています。